9年ぶりに作品集を見返して想った事

今回作品集移行にあたり、全てのネタをじっくり閲覧する時間まではありませんでしたが、チャンプネタ最優秀ネタなどを改めて見返して想った事。


今審査したら「これチャンプネタじゃねえな」「この最優秀ネタはぶっちぎりでチャンプだなあ」というネタが意外に多かった事ですね。
だからといって当時の自分の審査眼を否定する意味合いではありません。

当時は2〜3日という短い期間の中であっという間に500ネタが投稿され、それをすぐ審査。という事をずっと繰り返していました。当然のように、ルールの性質上似通ったネタもかなり多く、当時はそいう類のネタはほとんどボツにしてました。
ある投稿人さんは○○というフレーズを十文字の中に取り入れ、それで100ネタ近くいっぺんに投稿してきて。みたいな事も非常に多くて、そうすると単体で見たらものすごく面白いのに、そのネタのエネルギーというか、若干薄くなって自分の目には映ってしまっていたんですね。パンチがなくなるというのか。

もう審査を毎日のようにしていたあの頃から9年たち、全くフラットな気持ちで見返してみるとね、当時は「う〜ん、これは最優秀止まりだなあ」と思っていたネタが輝いて見えました今回。逆に当時は断トツでチャンプネタだなと思っていたネタが、今見るとそこまでじゃないなあとか

十文字ボケ自体、数年に渡って行われたので、初期に選考していたネタと晩年に選考していたネタ色というのは全く違ってきています。それは作品集を見ても明らかです。自分のネタの好みも最初と最後の方じゃかなり変わってもきていたし。

中年となった今の自分が(笑)、今だったらどんなネタを選考するのかというのは非常に興味深いものはありますね。もうしませんけどね 笑